研究紹介

 

研究紹介

現在,情報通信技術の進歩によって,多くの情報を集めることができるようになりました.しかしながら人間が扱う情報が大量に増えたことで,人間が必要な情報を自ら探し出したり,自分でその情報を加工したりすることが非常に難しくなっています.
八重樫研究室では,これまで人間が頭の中で行ってきた情報の収集,加工といった作業をコンピュータ上で自動化し,人間の作業や活動を支援する仕組みに関する研究を実施しています.特に複数の人間が開発作業に従事するソフトウェア開発作業の支援システムに関する研究,撮影,編集作業などに多くの時間と費用を必要とするコンテンツの撮影,編集作業を支援するシステム,人間の観光活動を支援するとともに,観光活動によって生成される情報を共有するシステム関する研究,日々の人間の行動によって生成される情報を用いたメンタルヘルスケア対策支援システムの研究を行っています.上記の研究テーマにかかわらず,人間の活動を支援するシステムに関する研究テーマを幅広くおこなっていきたいと考えています.

 

研究グループ

・高品質,高信頼性ソフトウェア開発方法および高品質,高信頼性のソフトウェア開発を支援するシステムに関する研究(ソフトウェア工学班)

上流工程で混入したバグは下流工程で顕在化し手戻りの原因となるだけでなく,ソフトウェアの品質や信頼性を低下する原因となります.八重樫研究室では,高品質かつ高信頼性のソフトウェアを開発する方法や開発を支援するシステムに関する研究を行っています.主な研究テーマは以下のとおりです.

○分析・検証モデルに基づく分析・検証リポジトリに関する研究-意味情報を付与した要求仕様の記述方法-
○ソフトウェアテスト観点に基づいたゴールグラフの生成を支援する方法とその有効性について
○組み込みシステムを対象とした運用プロファイルと運用プロファイルを用いた状態遷移表生成手法に関する研究
○トピックマップを用いて要求間の関連性を表現する方法に関する研究

 

 

・ICT機器操作モデルの構築とICT機器操作モデルを用いた情報システムの評価に関する研究

八重樫研究室では,情報システムを利用するユーザの操作をモデル化したICT機器操作モデルを提案し,ICT機器操作モデルを用いた情報システムの評価方法について研究しています.
現在は,香川大学内で実際に運用されている香川大学型IT教卓システムという情報システムのユーザ操作ログからICT機器操作モデルを構築し,情報システムの評価方法について研究を行っています.

キャプチャ

 

・広告表示プリンタシステム KadaPos/カダポスの開発

近年,香川大学において,コピーやプリンタによる印刷枚数は年々増加しています.
つまり,コピー・プリンタは,学生の教育研究活動を推進するために必要不可欠なツールです.
八重樫研究室では,学生が教育研究活動に用いるコピー・プリンタ用紙の裏面に商店街店舗の広告や商店街で開催されるイベントや地域のプロスポーツ情報などの情報を付与する広告表示プリンタシステム KadaPos/カダポスの開発・運用を行っています.
本システムを用いることで,香川大学生の商店街回遊行動を促進したり,地域に対する学生の興味を喚起することが可能となります.
また近年,FacebookやTwitterなどのSNSの普及していて,世界中から多くの情報を得ることができるようになりました.
しかしながら得られる情報が増えたことで,生活に必要な地域の情報が得にくい状況(情報爆発)を生んでいます.
本システムは,埋もれている地域の情報を学生に伝えるための情報伝達手段としての役割も担うことができます.
カダポス2

カダポス

 

・講義コンテンツを用いた学習支援システムに関する研究(講義コンテンツ班)

E-Learningや遠隔講義など,学習者の要求を満たす多様な学習形態の必要性が叫ばれています.八重樫研究室では,教育用映像コンテンツ(講義コンテンツ)の自動生成システムおよび講義コンテンツを用いた学習支援システムの開発を行っています.主な研究テーマは以下のとおりです.

○講義コンテンツ自動生成システムの開発
○選択した単元・学習内容の再生を可能にする講義コンテンツ視聴システムの開発
○講義コンテンツ視聴システムにおける視聴履歴取得機能および学習分析機能の開発
○講義シナリオを用いた講義映像・講義資料同期視聴システムの開発

 

 

・観光支援システムに関する研究(観光班)
近年,地域経済の活性化や震災からの復興など,観光産業の重要性が増しています.観光情報は,出発前の「事前情報」,現地での「現地情報」,観光後の「事後情報」の3つの情報に分類され,観光前,現地,観光後の段階に応じた内容と形態で適切な情報を発信していく必要があります.八重樫研究室では,「現地情報」の提供を支援するシステムの開発,「事後情報」の生成を支援し,生成された「事後情報」を他の観光者の「事前情報」として利用するためのシステムの開発を行っています.主な研究テーマは以下の通りです.

○ 観光中に撮影された写真を用いた観光日記作成システムの開発

観光日記作成システムの概要

 

○ 仮想らくがきインターフェイスを用いた観光者間の観光情報共有システムの提案

観光情報共有システム

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